地震があってから、バタバタしていて、なかなか息子と長い時間接してやることができていませんでした。
息子もテレビや学校で話しを聞いていて、小学1年生は1年生なりにいろんなことを感じながら、心を痛めてストレスをためているんじゃないかと思います。
3連休の最終日の昨日、息子と思う存分遊んであげようと、好きなこと何でも実現してあげるよと特別デーにしてあげました。
朝何時から何時まではこれをして、お昼は何を食べて、それからその後はこれをして・・と楽しそうに計画を立てる息子。そのひとつに選んだのが映画鑑賞でした。
息子が選んだのはこちらの映画。
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」
この映画、むちゃくちゃ感動しました。
ものすごいメッセージを感じました。
どこに一番感動したのか・・・。
それは、地球のために強大な敵に立ち向かうのび太やドラえもんたち。
そして、自分を犠牲にしてまでのび太たちを助けようとするリルルとピッポ。
自分の安全よりも地球のこと、そして、相手のことを思いやるその姿に号泣してしまいました。
これまでであれば、正直言ってここまでは感動することはなかったと思います。
「地球や他人のために、命をかけてやるなんて漫画の世界だなぁ。」ときっとこう思っていたと思います。
しかし、この震災で、被爆することが分かっているのに、日本を救うために原発に赴いてくれている人たちがいてます。そして今、日本中が思いやりの心であふれています。
ドラえもんの映画は子ども時代からたくさん観ていますが、すべての映画において、仲間を思いやるというメッセージが含まれています。
ドラえもんには「お互いに思いやるということが、とても大切なことなんだよ」ということを本気で子供たちに伝えようとしてくれていたんだということが、この年になってようやく気づきました。
本当にすごい漫画だと思います。
もうひとつ感動したのは、私が鼻をすすって観ていると、隣の席でヒックヒックという声が。
息子も目をこすって泣いていました。
こういう気持ちが分かるやさしい子に育ってくれたんだなぁと、私はさらに泣いてしまいました。
二人で目を真っ赤にはらしながら映画館を出て感じたこと。
「思いやりの心があるこの日本はきっと復活する。」
そんなことを改めて感じた1日になりました。