弊社の主な事業として下記のものがあります。
【インターネットメディア事業】
ブログサービス運営
コミュニティサイト運営【Eコマース事業】
4店舗運営【WEBプロモーション支援事業】
コンサルティング
HP運営ノウハウを学べるスクール
HP制作
SEO対策
PPC広告代行
※詳細は弊社ホームページをご覧ください。
これらの事業を2名で行っているわけで、「どうやってこれだけの事業を回しているのですか?」とよく聞かれることがあります。
これらの事業は一件バラバラのことをやっているように見えて、実は上手く相互作用していて効率よく回すことができています。
そうは言っても、1名はEコマース事業のお客様とのやり取りで精一杯ですので、残りの仕事は私一人にかかってくるわけで、やはり2名で回すことは到底不可能です。
ではどのようにして回しているかといいますと、SOHOである外注さん、そしてパートナー企業と上手く連携しながらやっています。
SOHOさんの活用について、クライアントさんなどにお話しすると非常に役立つと喜んでいただけますので、今日はこのブログに書いてみたいと思います。
起業当初はホームページを自分で作っていましたが、コンサルティングなどのニーズが高まるとどうしても時間が取られてしまい、現在はデザインを外注することが多くなっています。
弊社が外注するのは一般企業ではなく、SOHOさんです。
なぜ一般企業ではなく、SOHOさんを選ぶ理由は何かと言えば、第1に価格です。
SOHOさんは自宅で仕事をできることに重きを置いていますので、報酬単価は一般的な価格に比べると安く設定されている方が多いのです。
そうは言ってもクオリティが低ければ・・・という声も聞こえてきそうですが、SOHOさんの中には非常に優れたデザイン力、技術力を持った方がいらっしゃいます。
以前は第一線で活躍していた方が結婚や出産で家庭に入ってしまい、子育ての合間に仕事をしているケースがあります。
そのような方は時間が余り取れないため納品に時間がかかり気味になりますが、作品は非常にクオリティが高いものです。
弊社の場合、子育て系ブログサービスや出産祝いのECサイトなどを運営していますので、まさに上記のようなSOHOさんがぴったりなわけです。
弊社で作成していただいたページの一部を紹介させていただきます。
https://www.teddybear-time.com/sweetmemoriesbear.html
https://www.teddybear-time.com/memorial-bear/
これらはそれぞれ別の方にお願いしていますが、お二人ともいつも非常にクオリティが高いものを納品してくれます。
ただ、優秀な方が簡単に見つかるかと言えば、決してそういうわけではありません。
これまでの経験上30~40名に1名見つかればよい方かなという感じです。
弊社ではどのようにしてSOHOさんを探しているかと言いますと、”SOHOさん”と”SOHOさんに仕事を依頼したい人”をマッチングする、いわゆるビジネスマッチングサイトを活用しています。
有名なところとしては「@SOHO」や「SOHOビレッジ」があります。
(「楽天ビジネス」や「さぶみっと」といったサービスもありますが、これらのサイトはどちらかというとSOHOさんというよりも企業の方が登録されていることが多いように感じています。)
「@SOHO」や「SOHOビレッジ」で募集をかけますと、弊社の条件でだいたい30~40名の応募があります。
前述したように、この中で1名優秀な方が見つかればラッキーです。
優秀な方を効率よく見つけるポイントを、募集をかけるときと、採用するときに分けて列挙してみたいと思います。
【募集をかけるときのポイント】
・条件をはっきりと提示すること
たとえば1ページあたりの価格や納期です。
相手にあわせるのではなく、はっきりと提示することが重要です。
中途半端に書くと、応募数だけが多くなり、結局断るための返事を書く手間が増えるだけです。
お互いに気持ちよく仕事をするためには提示した条件に納得して応募してくれた方のみを対象にすべきです。
・制作実績を見せてもらうこと
たとえば”女性向けのサイトが得意”など得意なデザインの分野を確認することがまず大切です。
そして、1つ2つだけではなく、より多くの実績を見せてもらい、どの部分を担当されたのかしっかりと確認してください。
・人物重視で募集すること
弊社では基本的にSOHOの方とお会いすることはなく、すべてメールでやり取りを行っています。
優秀な方を探すためには対象を全国にしなければいけませんので、距離的に会いにくいということもありますし、主婦の方は中々決まった時間も取れませんので連絡方法もメールで行っています。
しかし、会わずにメールだけでやり取りをするとなると人物を重視しなければとても成り立ちません。
そこで、募集の文章には必ず人物を重視しますという一文を入れています。
これだけでも常識がない方からの応募はかなり減ります。
【採用するときのポイント】
・メールのやり取りで判断
メールはとても人柄が出ると思います。
中には募集時にした質問に一切答えてくれず、多くの案件に返事をするための定型文と丸わかりの文章を返信される方もいます。
そうした方とはとてもメールだけのやり取りで仕事はできませんので、その時点でお断りしています。
逆に、しっかりと弊社のサイトを見られて、感想を述べたり、自分も子供がいてるので御社の理念にとても共感できますと書いてくださる方もいらっしゃいます。
そうした方は制作実績のデザインが多少劣っていても、採用させていただくこともよくあります。
これまでの経験上やはり何と言っても「人」が重要だと実感しているからです。
実際にこうした方々とはやはり長くお付き合いできていることが多いです。
・ちょっとした気遣い
メールのレスポンスは早いにこしたことはないですが、主婦の方であれば子供が寝てからでないと返信できなかったりということがあります。
そのことは十分に把握しているのですが、やはりレスポンスが遅いと仕事を依頼しても大丈夫かなという気になります。
そんなときに、「幼い子供がいてるので返事は夜間が多くなります」と事情を前もって説明してくれているだけで印象が大きく違います。
こうした細かなことにも気をつかってくださる方はやはり仕事を依頼しても、いろいろと配慮して作品を仕上げてくれることが多いです。
・ブログ、mixiなどで判断
ブログやmixiで日記を書かれている方であれば、必ず読ませてもらいます。
以前にもブログで書きましたが、私はブログは雇用のミスマッチを減らすことができるものだと考えています。
1つ、2つの記事では分かりませんが、まとまった記事を読めば人間性はごまかせないものです。
(これは先日、佐々木俊尚さんが書かれた「ネットがあれば履歴書はいらない」を読ませていただき、やはりそういう時代になってきているんだなと再認識させていただきました。)
弊社でのSOHOさんの探し方はこんな感じです。
そんなわけで弊社は社員は2名と言えど多くの外部の方に協力して成り立っています。
ちなみに現在の体制としてはこんな感じです。
プログラマーさん:2名(1)
デザイナーさん:6名(4)
コーダーさん:2名(1)
※かっこ内の数字は直接お会いせずメール、スカイプ等のみでやり取りさせていただいている方の人数
弊社のようなやり方をしている会社は現在決して少なくないのではないでしょうか。
2008年にNHKスペシャルで「デジタルネイティブ」が特集されて、その中で子供が国外の大人に仕事をメールで依頼して仕事を成り立たせている事例が紹介されていましたが、今後ますますこのようなケースが増えてくるのではないでしょうか。